生理前に体のニオイがきつくなる…原因は女性ホルモン!?

生理前・生理中の体臭…気になりませんか?
女性ホルモンについて

生理前のPMSの時期や生理が始まる時期になると「なんだか自分の体がにおうな…」と感じたことはありませんか?

実は、その体のニオイの原因が女性ホルモンの分泌と関係しているのはご存知ですか?
今回は、生理前や生理中の体のニオイの原因や対策について解説します。

 

生理前・生理中に気になるニオイの原因

生理前や生理中の体のニオイの原因となるのは、女性ホルモンである黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)です。

1ヶ月の生理周期を作る女性ホルモンの分泌量によって、体のニオイにも変化がみられます。

原因1:黄体ホルモン(プロゲステロン)

黄体ホルモンは「妊娠に関わるホルモン」と言われ、排卵後から分泌量が増え始め、生理前に分泌量は減少していきます。

この黄体ホルモンには、子宮内膜や子宮筋の働きを調整する・体内の水分量を保つ・基礎体温を上げるなどの働きがあります。
このうち、基礎体温を上げることで、汗をかきやすくなり、皮脂量も増えて体のニオイが強くなると感じることがあるのです。

原因2:卵胞ホルモン(エストロゲン)

女性ホルモンのエストロゲンは、女性らしい体を形成してくれる大切な要素です。

一方で、卵胞ホルモンは「女性らしさを形成するホルモン」で、生理周期では排卵前に分泌量のピークを迎えます。
その後、分泌量は減少し生理前に一度分泌量は多くなるものの、生理が始まる前から分泌量は減っていきます。

卵胞ホルモンは、受精しやすい環境を作る・肌や髪の毛を美しくするなどの特徴があります。

その特徴の一つである受精しやすい環境では、精子の通りを良くするために頸管の分泌液(おりもの)を増やす働きがあり、この分泌液がニオイの原因になることもあります。
さらに、皮脂腺の働きを抑える作用のある卵胞ホルモンが、生理前に分泌量が減少することで、汗や皮脂の分泌が増えニオイの元になることもあるのです。

原因3:黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌の乱れ

女性ホルモンである黄体ホルモンや卵胞ホルモンは、ストレスや不規則な生活などの影響を受けやすく、容易にこれらのホルモンの分泌バランスが乱れます。

すると、膣内の環境も変わり、膣の中の自浄作用を担うデーデルライン桿菌という善玉菌の分泌も低下し、膣の炎症を起こすことがあります。

炎症が起きると、おりもの色が変化したり、ニオイが発生することもあります。

 

ニオイはなぜ発生するの?

ニオイはなぜ起こるのかというと、細菌の増殖が原因になります。
とくに女性ホルモンが関わるのは、前述のように汗や皮脂・おりものの増加が挙げられます。

 汗や皮脂

汗や皮脂が増えると、そこに雑菌が繁殖しやすくなり、それがニオイの原因になります。
汗そのものがニオイを発するのではなく、汗や皮脂の汚れをえさにして発生した細菌がつくるニオイの元となる物質が原因でおこるのです。

黄体ホルモンや卵胞ホルモンの影響で汗や皮脂の分泌が多くなり、その汚れをそのままにしておくことでニオイが発生するといえます。

さらに汗が出る汗腺の機能が卵胞ホルモンの働きで弱められると、汗の量も多くなり、かつニオイの強い汗が出ることもあり、それが体臭に繋がることもあります。

 おりもの

おりものは女性ホルモンのバランスや体調を把握する要素。おりものを見て、体の調子を把握しましょう!

正常なおりものは色は透明・白色に近く、下着につきおりものが乾燥すると薄い黄色に変わります。
普通のおりもののニオイは、ほとんどないか、または少しばかりすっぱいニオイがすることもありますが個人差があると言えるでしょう。

実は、このニオイは膣の中にあるデーデルライン桿菌が原因です。

デーデルライン桿菌は膣の中の環境を酸性に整え、ほかの細菌の侵入を予防するなど、「膣の自浄作用」に寄与していますが、カンジダ膣炎などを発症するとおりものがニオイを発することがあります。

さらに、生理の前になると月経血がおりものに混ざることもあり、その場合にはニオイが強くなることもあるようです。

 

生理前や生理中のニオイ対策は?

生理周期に分泌される女性ホルモンが、体のニオイの原因になることはわかっても、女子ならなるべく、ニオイに悩まされることなく過ごしたいですよね。

最後に、生理前や生理中のニオイ対策についてご紹介します。

 ニオイが気になるけど洗いすぎは注意

おりものなどデリケートゾーンのニオイが気になると、どうしてもゴシゴシとお風呂で洗いたくなりますよね。

しかし、洗いすぎると膣の自浄作用が低下し、逆に細菌が増えやすくなるためNGです。
お風呂では、デリケートゾーンは洗いすぎないように注意しましょう。

 下着を清潔に保つ

とくに排卵前後などおりものが多い時期になると、下着も汚してしまいがちになります。
おりものがついたままの下着には、雑菌が生じやすく、それがニオイの元となってしまいます

おりものが多いときは、こまめに下着を取り替えるか、手軽に使えるおりものシートを活用し、下着をいつも清潔に保つようにしましょう

 

生理前や生理中は心穏やかに過ごす

生理前のPMSや、生理中にストレスが蓄積してしまうと、女性ホルモンの分泌のバランスが崩れてしまうこともあります。

前述のように膣内には デーデルライン桿菌がいて、ニオイのもとになる細菌を抑えて、膣の中をきれいさを保つ作用になっています。
しかし、女性ホルモンのバランスが崩れると、デーデルライン桿菌の働きが低下し、おりものが増えニオイの原因になるのです。

そのため、生理前の生理中もストレスや体調不良が持続しないように、適度にリラックスをして穏やかに過ごすことが大切になります。

 

生理中や生理前の体のニオイは、どうしても気になるものです。

しっかりと対策をして、気持ちも体もできるだけ健やかにPMSや生理時期を乗り越えていきましょうね。

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