PMSや生理の時こそ「ながら家事」をやめてみませんか?

マインドケア(PMSで悩むあなたへ)

生理前にはイライラ、不眠、落ち込み。生理になると腹痛や頭痛で体調最悪。
「鎮痛剤の力を借りて、ようやく動けている」という女性も多いのではないでしょうか。

とはいえ、どれだけ体調が悪くても「いつも通りの仕事や家事をこなさなくては」という気持ちがあって、つい無理に「ながら家事」をしてしまいますよね。
しかし、実際はこの「ながら家事」が体調悪化の原因にもなってしまうんです。

今回は、「ながら家事」がどうして良くないのか?
生理やPMSのとき、どのように作業を行うのがベストなのか?
についてお伝えします。

 

ながら家事の基本~マルチタスクについて

マルチタスクとは、いくつかの作業を一緒に、もしくは、短い間に同時進行で実行していくこと。
特に、PMSや生理の時はなかなか集中できないため、「料理をしながらスマホを見る」なんてことをやってしまいがちです。

しかし、スタンフォード大学の研究者クリフォードナスが行った研究で、「マルチタスクを行うときに、人の脳の中では、それぞれ別の領域で処理が行われる」という結果がわかりました。

つまり、どんなにマルチタスクのできる人間でも、実際のところは、複数の作業を一緒に処理できているわけではないのです。

家事や仕事などがテキパキこなせる人を見かけると、「あの人は一度にたくさんの事を処理できる能力があってすばらしい」と感じてしまいがちですが、実は、短い時間内で頻繁に処理の領域を切り替えて行っているだけなのです。

「ながら家事」は効率的?

一見、一度に複数のことを行うことで、作業が効率的になっているように錯覚しがちです。

しかし実際には、人の脳は一度に複数のことを処理できませんので、とても短いスパンでいくつかの作業を切り替えて行うことが必要になってしまいます。
一度にたくさんの作業をこなすとなると、結果的には、ひとつひとつの作業に関して集中できなくなってしまい、効率が落ちてしまっていることがあります。

「ながら家事」が与える影響

普段の生活を振り返ってみてください。
PMSや生理の時、気晴らししたくて家事の合間にスマホを操作している…なんてことはありませんか?

「別にたいしたことをしているわけでもないから」と気にも留めていないかもしれませんが、実は「ながら家事」を行っている時、人の呼吸はとても浅くなってしまいます。
人は呼吸が浅くなることで自律神経などを乱してしまうため、「ながら家事」を行うことにより、さらにPMSなどを悪化させる恐れもあるのです。

ほかにも「ながら家事」は、注意不足によるミスやエラーなどを引き起こす要因となり、家事や仕事などの作業効率を著しく悪化させると言われます。

 

イライラせずに効率的に過ごすには?

「生理中にも普段と変わらず効率的に過ごしたい」
そう願う女性は多いことでしょう。

生理中やPMSなどの体調のつらい時、自分自身の生活スタイルを見直すことで、体や心の負担も軽くなることがあります。

 「ながら家事」をやめてみる

人が2つの作業を一緒に行った場合、それぞれの作業において50%の処理能力を維持すると考えてしまいがちですよね。
でも実際には、互いの作業を50%の処理能力を保つことはできず、実に80~95%も処理能力が低下する傾向にあることが研究でも立証されています。

これほどまでに処理能力が低下するのであれば、「ながら家事」をしても脳と体が疲れてしまうだけで、思ったほどの成果があがらないことが分かります。

つまり、ただでさえPMSや生理でつらい時に、無理をして「ながら家事」をしても、余計きつくなってしまうだけということなんです。

ですので、「ながら家事」をやめてひとつの作業を集中してこなす方が効率もいいですし、普段より体や心の負担も軽く過ごせるかもしれません。

 音楽を聞きながら…のながら作業はOK

実はひとつだけ、「ながら家事」なのに作業などに集中できる方法があります。それは「ながら音楽」です。

人は音楽を聞くときに使う脳と、作業を行うときに使う脳は別の領域を使うため、音楽を聞きながらの作業は周りの雑音を遮る効果があり、作業自体に集中できると言われています。

家事をしながらスマホなどを操作するのではなく、家事をしながら音楽を聞くと心もリラックスしながら、作業に集中できそうですね。

 

PMSの時期にこそ、意識してみましょう

生理中やPMSの時には、体の痛みや心の不調も重なり、いつもなら簡単に行える作業ですらミスをしてしまいがち。
だからこそ、普段以上に体や心の負担の多いときの「ながら家事」はできるだけ避けるようにしていきましょう。

生理やPMSの時にこそ、何よりも自分の体と心をねぎらって、自分自身で意識して一つのことに取り組み、作業を効率アップさせてみてはいかがでしょうか。

 

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