生理中にドロっと血の塊が…これって大丈夫?

生理について

生理中急に、ドロッとした血液の塊が出てびっくりした、なんて経験はありませんか?

生理の量や期間は、人それぞれで、同じ人でも生理周期によっても異なります。
でも、生理中に一度でも血の塊が出るだけで、「もしかしたら、何かの病気…?」と不安になることはありますよね。

今回の記事では、生理中に血の塊が出る理由と対処法を紹介します。

 

まずは押さえておきたい!生理のしくみ

生理中に子宮から排出される血液は「経血(けいけつ)」と呼ばれます。
この経血が、子宮の内膜が剥がれおちて、血液と一緒に体の外に排出されるのが生理です。

なぜ子宮内膜が剥がれるのかというと、妊娠に向けて準備し厚くなっていた子宮内膜が、そのあと女性ホルモンの働きによって体内に不要なものとして排出されるしくみが働くからです。

 よりスムーズに経血を体の外に出すためには

妊娠が成立しなかった後、子宮内膜は体の外へ排出されますが、そのために子宮を収縮させて押し出す必要があります。

しかし、剥がれ落ちた子宮内膜は、ドロッとした血液の塊のため、それを押し出すために強く子宮を収縮させようとします。
その子宮の収縮が強いと、強い生理痛を引き起こす要因になり、身体にも負担になってしまうというわけです。

そこで、体は子宮内膜から剥がれた血液の塊を、酵素によってサラサラにし、外に排出しやすくさせるように働きかけてくれます

 

どうしてドロっとした血が出るの?

本来は、酵素の働きでサラサラな経血になるはずなのに、どうして生理中にドロッとした血液の塊が出てきてしまうのでしょうか。

それは、剥がれおちた子宮内膜や血液量が多い場合、血液をサラサラにする酵素の力が十分に働かないことが考えられます。

そのため、ドロドロした血液のまま、血の塊として体の外に出てきてしまうのです。

ですので、ときどきドロッとした血液が出てくるのであれば、その生理周期では子宮内膜が厚く、酵素の働きが追いつかなかったと捉えることができます。
ですので、生理中にドロッとした血液がときどき出る程度なら問題ありません

 要注意!頻回な場合は過多月経の可能性も

しかし、生理中に毎日血液の塊が出てきたり、血液の塊とともに経血も多量に出てくるようなことがあれば「過多月経」であることも考えなければいけません。

 過多月経とは、経血の量が異常に多い生理のことをいい、それにより日常生活を営むのに支障が出てきてしまうほどの量があることをさします。1回の経血の量は個人差があるものの、20〜140mlともいわれ、これが150ml以上だと過多月経といわれます。

ナプキンを当てても経血の量が多く、1時間もしないうちに交換する必要がある、ドロッとした血液の塊がたくさん出てくる、などの症状があれば、一度婦人科を受診することをおすすめします。

過多月経といわれたら

婦人科に受診をし、もし過多月経といわれたら場合、まずは、ホルモン療法などが選択されます。

ホルモン療法では、ピルを内服し女性ホルモンの分泌のバランスをとることで、子宮内膜が厚くなるのを防ぎ、経血の量を調整することもできます。
ほかのホルモン剤を注射したり、また点鼻薬を使用することもあります。

また、過多月経になると、貧血を起こしやすくなるため、鉄剤やビタミン剤の処方があることもあります。

 

時々なら心配しなくてOK!

生理中に、ドロッとした血液がなぜ出てくるのか、その仕組みがわかれば、驚いたり、不安になったりすることも少なくなるかと思います。
ドロッとした血液が出るのがときどきなら、あまり神経質にならないことも必要です。

もし、いつもと違う症状が見られたり、自分でもなんだかおかしいと思うことがあれば、一人で悩まずに婦人科に受診をしましょう。

いつも当たり前にくる生理ですが、生理の様子が体の変化や病気のサインを示していることもあります。
そのような体の変化を見逃さないようにしてくださいね。

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