妊活してなくても、葉酸は貧血気味の女性に必要な成分って本当?

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…などの貧血の症状。一つは見舞われた方が多いかと思います。

女性は男性に比べ、月経、妊娠、出産、授乳などによって、ライフステージを通して、貧血になりやすく、無理なダイエットや偏食によっても、栄養バランスが崩れ、貧血が悪化しがちです。

貧血の症状があらわれたときにはまず、
「鉄分が足りないのかな?」
「鉄分をしっかりとらなければ!」
と考えることが多いのではないでしょうか。

でも、実はもう一つ大事な要素があります。

 

葉酸不足で貧血になる?

貧血の多くは、鉄欠乏性貧血といって、鉄分が不足することによって起こるものですが、実は、葉酸不足で貧血になることもあります。

貧血の症状が出たとき、葉酸が不足していると考える人はあまりいないかもしれませんね。
鉄分不足による貧血と、葉酸不足による貧血とでは、基本的な症状は似ているため、貧血の症状だけでは、鉄が足りないのか、葉酸が足りないのかは、判断しづらいものです。

貧血の症状があり、鉄分を積極的に摂取しても症状が改善されないときは、葉酸が不足していることを疑ってみてもいいかもしれません。

貧血の仕組み

貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンの量が基準より少ない状態のことです。

一般的に、ヘモグロビンの値が、成人男性は13g/dl未満、成人女性・小児は12g/dl未満、妊婦・幼児は11g/dl未満であると、貧血と診断されます。

赤血球やヘモグロビンは、身体に酸素を運搬する役割をもっていますが、赤血球やヘモグロビンが不足すると、血液の酸素運搬がうまくいかなくなって、体が酸欠の状態になり、貧血の症状が出てきます。

葉酸欠乏性貧血とは?

鉄分不足と、葉酸不足による貧血の症状は同じですが、葉酸不足では、赤血球の材料に異常が生じて起こります。

葉酸はビタミンB12と一緒になって、赤血球ができる前段階の赤芽球を作ります。
この二つが不足すると、異常な赤芽球が増え、酸素が十分に運べなくなってしまいます

葉酸不足による貧血は、赤芽球が巨大化してしまうことから、「巨赤芽球性貧血」と呼ばれます。
また、ビタミンB12にも葉酸と同じように赤血球を作る働きがあり、ビタミンB12が不足しても、巨赤芽球性貧血を発症します。

しかし、葉酸不足による巨赤芽球性貧血は、多くは、食事に気を付けることで防ぐことができます。

鉄分不足との違いは?

一方、貧血の大半を占める鉄欠乏性貧血では、鉄分の不足により、ヘモグロビンが減少します。
鉄分は、ヘモグロビンの材料で、ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割を持っています。

通常、鉄分の摂取が少なくなっても、体内に蓄積された鉄分が使われるため、すぐには貧血の症状は出ません

めまいや立ちくらみなど、症状が出てきたときは、体内に蓄積された鉄分が枯渇しているので、鉄分を補給するようにしましょう。

 

葉酸不足になりやすい人とその原因

葉酸不足による貧血は、食生活や、生活習慣、体調などが主な原因。
葉酸も、鉄分と同じくらい意識して摂取しましょう。

 妊娠中

妊娠中や授乳中は、栄養が赤ちゃんに優先的に送られ、葉酸不足の貧血になりやすくなります
妊娠中の貧血は、赤ちゃんに十分な酸素が運ばれなくなり、赤ちゃんの成長に影響し、早産などのリスクも高くなります。

 野菜不足

偏った食生活、インスタント食品に偏った食生活で、栄養バランスが偏り、葉酸が不足することもあります。
無理なダイエットで栄養不足になっている女性も注意。

 アルコールのとりすぎ

葉酸はアルコールにより分解されます。アルコールの摂取量が多い人ほど、葉酸欠乏症の症状を起こしやすい傾向があります。

 

葉酸をしっかりとりましょう

葉酸は、体内で作ることができない栄養素で、毎日食事から取り入れる必要があります。

肝臓では、葉酸を約5mg貯蔵しておくことができますが、葉酸の摂取量が極端に少ない生活が続くと、3~4か月で肝臓で貯蔵されている葉酸を使い切ってしまい、葉酸欠乏症の症状が出てきます。

葉酸は、ビタミンB12とともに、赤血球を作っています。
鉄分だけで解決できない貧血には、葉酸をしっかりとるようにしましょう。

食べ物から摂取

葉酸を豊富に含む食べ物を意識的にとりましょう。
葉酸は水溶性ビタミンで、一度にたくさんとっても、余った分は体の外に排出され、とりすぎてしまう心配はありません。毎日コツコツ、摂取することが大切です。

ビタミンB12と一緒にとると吸収されやすくなるので、ビタミンB12を含む肉や魚介類などもしっかりとって、バランスよい食事をしましょう。

 調理について

葉酸は、枝豆、納豆、アスパラガス、ブロッコリー、ほうれん草、きなこ、マンゴー、イチゴ、焼きのりなどに豊富に含まれています。

葉酸をとりやすい調理法を意識しましょう。
水の中に溶けだした栄養も一緒にとれる、煮物や汁物、鍋料理がおすすめです。

電子レンジで蒸したり、ミキサーでスムージーにして、栄養を丸ごと摂取するのもいいですね。

サプリメントによる摂取

極端に偏食しない限り、 葉酸は欠乏症になることは少ないですが、気になる時は、サプリメントなどで補って貧血を予防しましょう。

また、妊娠中の方が葉酸をとることで、赤ちゃんの成長が盛んな妊娠初期に、神経管閉鎖障害のリスクを大幅に減らすことができるといわれています。

サプリメントに配合されている葉酸は、体の中で効率よく吸収されます
サプリメントには鉄分が含まれているものも多く、鉄分の不足による貧血にも、葉酸不足による貧血にも、働きかけて改善してくれます。

 

貧血解消には、鉄分だけでなく葉酸も意識

女性にとって、葉酸も鉄分も、とても重要な栄養素です。
バランスの良い食生活は、健康なカラダとココロにとって、何より大切なもこと。
食生活の改善はPMSなどの女性特有の不調が辛いという時にも有効な手段なので、積極的に実践してみましょう。

貧血気味かな?と不調を感じている女性にこそ、ぜひ日頃の生活で、意識して葉酸をとってほしいと思います。

 

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