PMSに漢方薬は効果あり!効果のでる服用のコツを教えます

PMS対策

PMSによる症状がひどくて薬やサプリなどを試している、という方も、「漢方薬って効くのかな」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

医薬品などを扱う会社が、2012年に20代から60代の方を対象に、漢方薬について調査した結果では、75%の方が漢方薬を服用したことがある50%の方が体に優しいイメージを持っている、ということがわかりました。

そんな漢方薬ですが、本当にPMSに効果があるのでしょうか?
漢方についての効果と服用のコツをお伝えします。

 

そもそも、漢方薬ってどんなもの?

中国が起源の漢方薬ですが、現在は日本で独自に発展した、漢方医学に用いる薬を指します。
いわゆる東洋医学に属するものです。

PMSによる下腹部痛による治療を例に出してみましょう。

  • 下腹部痛の原因となるホルモンの分泌を抑えるのが西洋医療
  • 人間の自然治癒力を基本に、心身バランスを考えて血の滞りが原因だとするのが東洋医療

最近では、薬局やドラッグストアでも一般医薬品として販売されていますが、漢方医学の観点からいうと、医療機関で処方されるべき医薬品にあたるのが漢方です。

PMSにおける漢方治療のとらえかた

漢方医学では、体を構成するのは「気・血・水」とされています。

  • 「気」は人間を支えるパワー
  • 「血」は全身に栄養を与えるもの
  • 「水」は体を潤すもの

このようにいわれています。

また、これらは相互に関連性があり、PMSでお話すると、子宮における「血」の滞りがあることで、「水」に異常が起こり、「気」にも影響を及ぼす、と考えられています。

ちょっと難しい言い回しに聞こえるかもしれませんが、筆者なりにまとめると、血流が悪くなるため、体にむくみが見られ、それが体調や気分の低下といった全身に影響を及ぼすということです。

実際はどんな漢方薬が処方されるの?

婦人科の治療において、漢方薬は比較的使用されています。
ですが、いわゆる生理痛に特化した漢方薬はありません。

それを前提に、PMSや生理などの不調となる要素を整える、よく処方される漢方薬を5つ、ご紹介します。

 〈桂枝茯苓丸(けいしぶりょうがん)〉

「血」の巡りを改善する漢方薬です。
のぼせ感、足の冷え性、肩こりのある方に処方されます。

 〈桃核承気湯(とうかくしょうきとう)〉

「気」と「血」の巡りを改善する漢方薬です。
のぼせ感や便秘ぎみな方に処方されます。

 〈当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)〉

「血」の巡りを改善する漢方薬です。
冷え性、貧血傾向、頭重感のある方に処方されます。

 〈加味逍遥散(かみしょうようさん)〉

「血」の巡りを改善する漢方薬です。
のぼせ感、イライラや精神不安のある方に処方されます。

 〈抑肝散(よくかんさん)〉

「気」と「血」の巡りを改善する漢方薬です。
イライラや不眠のある方に処方されます。

 

漢方薬に副作用はあるの?

漢方薬は、医師の処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入することができますが、「薬」と名がつく以上、副作用もあります。

先ほどの5つの漢方薬に共通する副作用を挙げると…

  • 発疹や発赤、かゆみなどの皮膚のトラブル
  • 食欲不振や胃部不快感、悪心や下痢などの消化器官のトラブル

こういった副作用が出る場合があります。

そして、他に薬を服用している場合は、飲み合わせも重要になります。
飲み合わせが悪いと、効果が半減したり、症状の悪化、重篤な副作用が出現することもあります。

このようなトラブルを防ぐために、婦人科などで相談することで、あなたに合う漢方薬の種類や分量を考えて処方してもらうことができます。

漢方薬は体のバランスを整えることで不調を取り除くため、服用を続けることで効果が表れます。
一般医薬品として販売されているのであれば、薬局やドラッグストアで購入して服用するのもひとつの方法です。

ただし、「初めて漢方薬を服用する」方は、 薬との相性や副作用について不安を減らすため、まず受診して医師に相談することをおすすめします。

 

私の漢方薬歴

突然ですが、筆者のこれまでの漢方との関わり方についてご紹介したいと思います。

元々は、生理痛がひどい時は、鎮痛剤を飲んでごまかしながら仕事をしていました。

しかしある日、動けなくなるほどの下腹部痛に襲われ、職場から婦人科に直行したことがあります。
そこで処方されたのが、「当帰芍薬散」でした。

半信半疑ではありましたが、服用された漢方薬を飲み続けたことで月経前後のふらつきや頭重感は徐々に軽減していきました。
下腹部痛はありましたが、鎮痛剤を服用する回数は確実に減ったのです。

そのような経験から、筆者は1年に渡って漢方薬を服用したのですが、病院に行けないときはドラッグストアで購入していました。

また、食間薬であるため、飲み忘れも経験しています。
仕事の最中に服用するタイミングを計るのは、難しいですよね。ですので、飲み忘れたときは飛ばしていました。

筆者にとっては、「飲み忘れたら仕方ない」と思うことが、長く続けるための秘訣だったのかも知れません。

 

最後に、漢方とPMSの関係について、お伝えしたかったことをまとめます。

  • PMSは「血」の滞りが原因で起こり、「水」や「気」に影響を及ぼします。
  • 漢方薬を服用した経験のある人は多く、体に優しいイメージを持っており、不調の原因に合わせた治療をします。
  • 婦人科系の治療薬として、漢方薬は比較的処方されています。
  • 漢方薬にも副作用はあるので、初めての方は、まずは医師に処方してもらうことをおすすめします。

長く付き合っていくものだからこそ、自分に合った対処方法を見つけることが大切ですね。
PMSにお悩みの方は、漢方薬を取り入れることも考えてみませんか。

 

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