PMSと基礎体温の関係を知って、自分のリズムをコントロール!

PMS基礎知識

生理が始まる前というのは、女性ホルモンの影響で体も心も不安定になる時期ですが、実は基礎体温を毎日測ることで、女性の体と心のリズムが把握できます。

このリズムを知っておくことで、自分の調子が把握でき、 生理前の憂鬱な時期、妊娠しやすい時期、ダイエットや勉強や仕事が頑張れる時期などの予測がつくようになります。

だからこそ、基礎体温を知ることで、PMSのつらい症状に備えた対策ができ、うまく付き合えるようになるかもしれませんよ。

 

基礎体温を測ってみよう

基礎体温とは、安静時の体温のことで、目覚めてすぐの体温を毎日測って記録します。基礎体温は、普段わきの下で測る体温とは違い、より細かく測定できる婦人体温計を使います。

 基礎体温の測り方
朝目覚めてすぐ、横になったままで口の中に婦人体温計を入れ、体温計を舌の裏の付け根に挟むようにして測ります。起き上がってしまうと、体温が上がるので、起き上がる前に測りましょう。
婦人体温計は、デジタル式でも昔ながらの水銀式でも、使いやすい方でかまいません。

基礎体温を測ったら、基礎体温を表にして毎日の測定値をつないで、グラフにします。
基礎体温と合わせて、その日の予定や体調や気分を記録できるアプリも便利なので、活用してもよいでしょう。

基礎体温でわかること

基礎体温表から主に次の5つのことがわかります。

  • 今生理周期のどの時期にいるか
  • 次の生理はいつ頃始まるか
  • 排卵が起こっているか
  • 排卵期はいつごろか
  • 妊娠しているか

女性の体は、女性ホルモンの影響によって、排卵が起こり、生理が起こりますが、その周期の中で、微妙な体温の差があり、低温期・高温期の2層のグラフになります。
低温期と高温期の体温差は、平均で0.3から0.5℃ほどで、毎日基礎体温を測ることで、体の変化やホルモン分泌の状態を知ることができます。

多くの女性の生理周期は28日前後。基礎体温をみると、28日周期の場合、排卵後の高温期が2週間続いた後に体温が下がり、生理が始まります。つまり、PMSが起こるのは、高温期の約1週間後、というわけです。

 

基礎体温にかかわる二つの女性ホルモンの働き

基礎体温のリズムが常に一定であれば、女性ホルモンが正常に働いているかどうかもわかります。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)、この2つのホルモンが正常に働いていれば、基礎体温のグラフはきれいな2層の曲線を描きます。

エストロゲンの働き

・子宮内膜を厚く育てて、妊娠の準備をする
・卵胞を育てる
・肌の調子をととのえる
・髪の成長を促す
・血管や骨を強くする
・脳の働きを良くする

エストロゲンは美人ホルモンとも呼ばれ、女性らしさをアップさせるホルモンです。
排卵前にかけて分泌が増え、分泌の多い時期は心身が安定し、体調も良い傾向にあります。

プロゲステロンの働き

・受精卵を着床しやすくする
・妊娠後に妊娠を継続させる
・基礎体温を上げる働きがある
・体内で水分を抱えやすくして、むくみやすくなる
・食欲を増進させる
・皮脂の分泌を促す

プロゲステロンは、排卵後から分泌される、妊娠のために必要なホルモンです。
このホルモンの分泌が増えることで、吹き出物が出たり、むくみやすかったり、頭痛、腹痛や精神のイライラといった、PMSの諸症状が起こりやすくなるといわれています。

 

基礎体温で見るそれぞれの時期の過ごし方

 生理~排卵前(卵胞期)

生理が始まるころから排卵までは、基礎体温の低い状態が続きます。
この時期、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンによって、卵巣のなかの原子細胞のひとつが育ち始めます。
発育した卵胞から、卵胞ホルモンが分泌されると、子宮内膜が少しずつ厚くなっていきます。

心身ともに調子がいいと感じる時期で、体が軽く感じる人も多いと思います。
新しいことに挑戦したり、仕事や勉強、スポーツなど前向きに取り組みましょう。

 排卵期

排卵のあと、基礎体温は高くなります。グラフで体温の変化が見られたら、排卵があるというしるしです。
妊娠した場合は、高温期が続くので、妊娠したかどうかの目安にもなります。

この時期には、卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの分泌量がピークに達し、成熟した卵胞を刺激すると、中から卵子が飛び出します。
これが排卵の仕組みです。人によって下腹部に排卵痛を感じる人もいます。

排卵期は、妊娠可能な時期です。妊娠を望む人もそうでない人も、それぞれ必要な対策を取りましょう。

 月経前(黄体期)

体温が高い状態が続きます。妊娠しないと、やがて体温が下がり、生理が起こります。
体温の変化により、生理のタイミングの予測がつきます。

この時期には、卵子が飛び出したあとの卵胞は、黄体という組織に変化して、黄体ホルモンが分泌されます。
黄体ホルモンの働きによって、子宮内膜は、柔らかく厚みを増して、受精卵が着床できる準備ができます。

PMS症状が出やすい時期です。排卵を過ぎたら、規則正しい生活を心がけましょう。
バランスよく食べて、睡眠もしっかりとり、無理はしないようにしましょう。

 生理期

体温は低くなります。排卵期に妊娠しなかった場合は、黄体はしぼみ、卵胞ホルモン、黄体ホルモンとも分泌が減ります。
そして、不要になった子宮内膜がはがれ落ち、血液と一緒に体外へ排出されます。これが生理です。

出血量が多い日は特に体に負担がかかるので、無理をしないようにしましょう

 

基礎体温を測って記録することで、今自分が月経周期のどの位置にいるかがわかりますね。

自分の基礎体温を把握することで、 「PMSがそろそろくるな」とという心構えもできますし、PMSの症状が出てきても、いつ終わりが来るか予想がついて、つらい症状もあと少しだと確認できます。
いつ頃終わるという予測ができれば、不安が取り除かれて、きっと症状が楽に感じられると思いますよ。

ぜひ自分の基礎体温を記録して、自分を知り、いたわってあげましょう。
自分を知ることで、今までより不調が和らいで、PMSと付き合いやすくなるはずです。

 

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